窓は防犯フィルム・ガラスと補助錠で防犯対策
窓は泥棒の出入口、補助錠でしっかり対策を
空き巣や泥棒が最も好む侵入口は窓です。玄関の鍵は閉めても窓の鍵を閉め忘れていたり、部屋が暑いからとちょっと窓を開けておくようなことも多いと思いますが、こうした状況は非常に危険です。「うちは大丈夫」と思っているご家庭に、年間10万件もの空き巣が侵入しているわけですから、ちょっとした気持ちの隙が大事に繋がってしまいます。そうならないよう補助錠で防犯対策をしておきましょう。
主錠のクレセント錠は、窓がぴったり閉まっていないと施錠できませんが、補助錠を使えばちょっと窓を開けた状態で施錠することも出来ますし、特に窓の上下に取り付けることで高い防犯効果を発揮します。窓は一番気をつけなければいけない出入口だということを常に頭に留めておきましょう。
補助錠は防犯フィルムと組み合わせて使うと効果的
補助錠は鍵を開けさせないためのものではありません。あくまで時間を稼ぐためのものです。空き巣は開けるのに時間がかかると、人目につく可能性が高まるので退散する傾向にあります。統計によると5分以上で7割、10分以上で9割もの空き巣が侵入を諦めるようです。窓からの侵入はガラスを割って鍵を開ける手口ですが、複数の鍵があるとその数だけガラスを割る必要があるので時間も手間もかかります。よって、主錠から離れた場所に補助錠を取り付けることがお勧めです。
また、そもそもガラスを割りづらくするために防犯ガラスや防犯フィルムと兼用すると相乗効果があります。防犯ガラスは高価で集合住宅には向かないなどもあり、お手軽な防犯フィルムとガラスに貼ることでさらに強固な防犯対策となります。
補助錠以外の防犯対策は?
防犯ガラスやフィルムも防犯効果は高いですが、他にもいくつか窓向けの防犯対策をご紹介します。窓は外からも死角の位置にあるケースが多いため、不法侵入を試みた際に知らせたり、侵入させづらくする工夫が効果的です。例えば、防犯ブザーによる対策。窓を無理に開けようとすると大音量のブザーが発令して不法侵入を知らせます。また、センサーライトや防犯カメラも効果的で、空き巣が大変嫌がる防犯対策です。
光や音、録画、侵入に時間をかけさせる、こうした対策が不法侵入を防ぎ、抑止効果を与える対策になります。とはいえ、絶対に侵入させないための製品ではありませんので、予算や状況に合わせて防犯製品を組み合わせながら、建物に合った防犯対策を行うことが大切です。